下肢静脈瘤って何?
下肢静脈瘤とは下肢の表面の静脈が太くなりこぶのように膨らみ浮き出して見える病気で、はじめは膝下の静脈から目立つようになります。
血管が浮き出てうねって見えるようなら下肢静脈瘤が疑われます。
初めのうちは見た目が変わって見えるだけですが次第に脚がだるい、つる、むくむ、疲れやすいなどの症状がありますが
次第に皮膚がかゆいとか黒ずんでくるといった症状が現れます。
もっとひどくなると皮膚がただれて潰瘍を形成し治りにくい状態になります。
美容的な悩みの原因にもなります。
どのような人がなりやすい?
・女性の方(加齢とともに発生頻度は増加)
・立ち仕事に従事している方
・妊娠、出産経験のある方
・血縁に静脈瘤のある方
「下肢静脈瘤」になっている人は、軽い人も含めると1,000万人以上といわれています。
特にこの病気は女性に多く、患者様のうち8割が女性、2割が男性と言われ、成人女性の5人に1人が下肢静脈瘤になっているという計算になります。
下肢静脈瘤は、女性の足に起こりやすい病気なのです。
静脈瘤を放置すると・・・
高度な色素沈着潰瘍湿疹出血
レーザー手術あるいはストリッピング手術、
高周波カテーテル治療(ラジオ波)が適しています。
結紮術あるいは硬化療法が適しています。
希望されれば硬化療法を行います。
希望されれば硬化療法を行います。
瞬間接着剤(グルー)による治療が保険適用となり治療を開始します。
グルー治療は、瞬間接着剤(一般で言うアロンアルファ)を静脈の中に注入して塞いで逆流を止める方法です。瞬間接着剤を使うため糊を意味するグルー(glue)治療と呼ばれています。
利点としては、レーザーやラジオ波治療のように静脈を焼かないので、静脈のまわりに広範囲の局所麻酔が必要ありません。そのため、麻酔をする際の痛みが非常に少なく、治療後に麻酔液のしみ出しを防ぐために包帯を巻く範囲が少なくなります。熱による神経障害(しびれ)や深部静脈血栓症も少なくなると言われています。
手術前 | 手術後 | |
治療前 | 治療後 | |
治療前 | 治療後 |